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ポケットコンピュータ

Sharp Portable Computer PC-1350

2015_07_20

いきなり古い話ですみません。

まだ、使っている人もいるかも知れない?ポケコンです。

( 数年前まで、確定申告時の計算で使用しておりました。まだ使えるんですよね、なので捨てきれずにいます・・・。)

写真は、友達からもらったものですが、自分では液晶が2行のを、高校生の時に買って、テスト期間中に簡単な隕石避けゲームを作ったりして友達と遊んでいた覚えがあります。多分、これが最初にプログラムに熱中した時期だったかと思います。この頃は、メモリーが少ないので、プログラムのバイト数を気にしながらコーディングしていました。(当方、高校生でありながら収入があったので、お金を貯めて、1985年頃に購入。購入した、PC-12XX系は、その後、同僚に譲りました。)

CPU: CMOS 8bit   RAM: 4kb    LCD: 150x 32  dot   電池: CR-2032 x 2個  駆動時間:250時間 となっております。

液晶が数行しかないので、主に関数をプログラム・モードで作成&保存しておいて、RUNモードで引数を入力して結果を表示すると言った使い方が殆どでしたね。グラフを描画できるのですが、それをやっている人は私の周りには居なかったです。小型のプリンターを付けて、印字もやっていましたが、何に使っていたのか、思い出せません・・・。

言語は、BASICで当時のN88-BASICに入って行くには、入門用として調度良かったのだと思います。PC-8801が世に出回っていましたが、値段と実用性を考えると個人で購入する気にはなりませんでしたが、友人が持っていた為、ゲーム雑誌を見ながらコードを打って遊んでいたくらいです。結局、N88-BASICは学校で習ったくらいで、実務での使用はあまり見たことが無かったです。

その後、PC-9801が出たころには、オペレーティング・システムのMS-DOSが主流になり、同時にワープロソフトの一太郎がヒットした為、PC-9801に一太郎は必須で、どこの会社にも置いてあり、個人でもワープロ専用機からPCへ移行した時期でした。MS-DOSが出てから、開発言語のQuick-C が少し流行り、その後、大ヒットした開発言語のVisual Basicへと開発の主流は変わって行きました。

ポケコンは、パソコンが買えなかったエンジニアの為の最高の道具だったと思います。だた、これを使いこなしていた人は、かなり稀でしたが。

この頃は、電気図面も、シーケンス回路もラダー図も、制御盤の図面も、全部手書きで、みんな指にたこができていました。そんな中で、ポケットPCが重宝していたのです。まあ、そんな時代があった事を忘れずに書き残しておきたかっただけなんですけど・・・。