■アジャイル開発


短期間で社内システムを開発するには、

クラウドサービスに合わせて、社内の業務を変える。顧客に渡す帳票類などは、別途開発。

クラウドサービスと連携してアジャイル開発。ランニングコストが許す限り、クラウドサービスを有効活用。

何度も会議を重ねて、詳細な仕様書を作成している間に、環境はどんどん変化して行ってしまいます。現場の要望は、毎週のように、常にレベルアップしてゆきます。同じやり方で、1年以上やっているような時代ではありません。

昔のシステム切り替えは、10年くらいだった気がしますが、現在では5年でも長すぎると思います。扱うデータ量が桁違いに増えているので、スマホでも同じですが、5年前のシステムは、だんだんと力不足になってゆきます。(インフラも含めて全体的に)

従来型(ウォーターフォール型開発)の「要求定義」~「概要設計」~「外部設計」~「内部設計」~「プログラミング」~「単体テスト」~「デバッグ」~「結合テスト」~「システムテスト」~「受け入れテスト」をやっていたら、一体、何年かかるかわかりません。まして、うまくゆくかもわからないのに・・・。

古いシステムのリプレイスを何度もやったことがありますが、はっきり言って、仕様書は無いよりましなくらいです。とにかくソースを見て、実際にどうなっているのか、動かしてみて、想定通りなのかを確認しないとダメです。自分でソースを解析しないとダメです。人が書いたものですから、想定外の未知のバグが出てきます。要するに、他人が書いたものをそのまま信じてはダメです。

また、仕様書より、現場の担当者に聞いた方が正解です。当初と運用も変わってたりしますから。これを言うと、理屈では仕様書が正解というのが正しいのかもしれませんが、仕様書が間違っている場合もあるのです。

制御系の設計の場合は、確かに「ウォーターフォール型」でないとまずいです。(若い頃に、電気制御システム設計をやっていたので) なので、あくまで、ソフトウェアだけのシステムの場合、アジャイル開発が今の時代には向いていると思います。

 

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