出荷検品システム Pocket PC Pocket PC + 無線LAN + バーコードスキャナー
Pcoket PC iPaq H3630 + SPS3046。この黒いジャケットに、無線LANとバーコードスキャナーが内臓されています。 頑丈なストラップが付いているので、きちんと手首に通して作業すれば、落下する危険性はないはずです。
SPS3046にこだわっている訳ではなく、他のPocket PCに無線LANとバーコードスキャナーをつければ、全く同じ事ができます。
まず、検品する人の個人バーを読ませます。
続いて、検品するケースに張ってある、ケースのバーコードを読ませます。倉庫によっては、荷札のバーコードに出荷の情報などが、 含まれていない場合もありますが、ここでは、荷札のバーコードから、納品先を抽出するのに使っています。
画面中央の馬鹿でかい「スキャン」ボタンを軽く触ると、バーをスキャンします。
上の画面で、2つのバーを読むと、すぐにこの画面が現れます。検品のデータそのものは、サーバーに置いてあり、IIS経由でやりとりするので、Pocket PC内には、全くデータを持ちません。
いよいよ、検品の開始です。あとは、商品のバーをスキャンしてゆくだけです。
商品バーをスキャンしてからの検索処理は、すべてサーバー側で行うので、ほとんど一瞬です。IIS経由なので、今後のプログラムの変更などは、簡単です。(内容にもよりますが。)
また、サーバーがLinuxでもCGIの知識があれば、同じことができるはずです。データベースも何でもOKです。
注意する点は、すべてサーバーで行うので、モバイルの台数が増えれば、それなりのスペックのサーバーが必要になります。
IIS経由の強み
個人的に、PocketPC、HandHeldPCにおける開発では、データのやり取りはWEBサーバー経由(IIS等)で開発しております。 PocketPCの開発関係で最もお問い合わせが多いのが、MDBからcdbへの変換に関する質問です。 私も当初は、ActiveSyncでMDB->cbd変換させてみましたが、現在では、Windowsに最初からIIS機能が付いていることと、 無線LANが手軽に購入できる様になった為、基本はWEB(IIS)経由です。
この様な作りにすると、データベースは、OracleでもSQLでも何でもOKとなります。 また、サーバーもWindowsだろうがLinuxだろうが好きな方を選べばいいわけです。